須藤美沙展
来る6月15日から6月28日まで、彩光舎ギャラリーにて須藤美沙の個展を開催する運びとなりました。 皆さまお誘い合わせの上、ぜひご高覧いただきますようよろしくお願いいたします。
-記-
■会期 2020年6月15日(月)−6月28日(日)
■時間 10:00〜18:00 *最終日は17:00まで
■展覧会場 ギャラリー彩光舎、彩光舎美術研究所石膏室 (石膏室は21日(日)、27日(土)は10:00−12:00のみ入室可。24日(水)は終日入室不可。授業の関係で入室できない時間があります。)
【作家コメント】 私は宇宙の画像や宇宙関連の記事をモチーフに、紙やアクリルボードにピンで穴をあけることで描いた作品や鉛筆画をつくっています。いまここに居ながら、遠く目に見えないものへ思いを馳せることのできる空間を表現しようと試みています。 今回は、彩光舎美術研究所の石膏室を宇宙の何処かの星にあるアトリエに見立て、このアトリエでつくった作品を地球上のギャラリーで発表するという設定で展覧会を構成します。微小重力空間のアトリエで、作家はふわふわと浮遊しながら移動し、高い天井の窓辺にも難なくたどり着き、窓の外の銀河や星をスケッチすることができるでしょう。絵をじっくり描くときには、身体が反動で動いてしまわないように下半身を固定する必要がありそうです。日常とは異なる環境下での創作活動の可能性を探り、「宇宙でつくった作品」の展覧会を通して、遥か遠くのものから身近なものまで色々と思考を巡らせてみたいと思います。
須藤美沙ホームページ https://www.misasudo.com/
■トークイベント 6月20日(土)18:30〜20:00
ゲスト 野口玲一氏 (三菱一号館美術館上席学芸員)
会場 彩光舎美術研究所石膏室(*コロナ対策のため変更、入場制限を設ける可能性があります。 変更あり次第webサイト等でご案内いたします。)
須藤 美沙 Misa Sudo 群馬県生まれ、埼玉県在住 2007 埼玉大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修 修了 主な展覧会 2014 「トーキョーワンダーウォール公募2014入選作品展」東京都現代美術館(東京) 2015 「TWS-Emerging 2015【第3期】フォールスカラー」トーキョーワンダーサイト渋谷(東京) 2015 「シブヤのタマゴ さよなら区庁舎」旧渋谷区総合庁舎(東京) 2016 個展「SPACE TRIP 」S.Y.P Art Space(東京) 2016 「するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ2016」旧五十嵐邸(静岡) 2018 個展「In My Room, Into SPACE」S.Y.P Art Space(東京) 2019 「野良のつきあたり」STUDIO ISSEI(東京)
野口玲一 三菱一号館美術館上席学芸員。東京藝術大学大学院修了。1993年から東京都現代美術館、96年から東京藝術大学大学美術館の学芸員として、日本の近現代美術の展覧会を企画。 97年から開催される地域アートイベント「art-Link 上野-谷中」実行委員。2004-10年、文化庁勤務。芸術文化調査官として在外研修、メディア芸術祭などの事業に携わる。「DOMANI・明日」展企画(2005-10)。2011年より現職。「浮世絵」展(2013)、「画鬼・暁斎」展(2015)の企画を行う。
-展覧会によせて- 見えないものと戦い、緊急という中で自粛、自主規制が顕在化し、社会における表現の必要性を芸術、美術に携わる者、または学ぼうとする者は否応無しに考えさせられているだろう。 studio studyは昨年から準備が始まり、予備校という場だけではなく、さいたまという場・作家のための場・観覧者の場として影響しあい、それぞれの場に対して機能、展開させることを目的として彩光舎美術研究所の協力と企画担当に芸術祭に長年携わってきた宮本和之を招聘した企画である。1回目の展示は彩光舎出身でもある須藤美沙氏に展示協力を依頼し開催に至った。 そして今後studio studyは「美術の必要性をどのように訴えていけるのだろうか?」という問いを研究する場として継続していく予定である。 studio study 企画 宮本和之・荻原貴裕
studio studyホームページ https://saikosha-studio-study.tumblr.com
ギャラリー彩光舎では以下のように対策を講じながら展覧会を安全に開催できるよう努めております。 ・スタッフは毎朝検温をし、原則としてマスクを着用した状態で応対させていただきます。 ・換気のために出入口を定期的に開放いたします。 また、お客様におかれましても、発熱や咳等の症状がある際は来場をお控えくださいますようお願い申し上げます。 ご理解ご協力を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。